大学にはサークルや部活がありますね。野球やサッカーのような運動関係や茶道や音楽など文化的なクラブもあるでしょう。これらは高校の部活と似ています。でも、大学になるともう少し違った形の学生によるグループがあります。
それは大学に公認・非公認はあれど大学に存在が認められ、学生主体で先輩から後輩に引き継がれている組織としては部活・サークルと似ていますが、自らの勉強する内容に関係が深く、大学・学部の教育や運営の一部にもなるような活動です。グループによっては積極的に学外の地域活動やボランティア等に参加するところもあります。
各大学でそれぞれの取り組みはありますが、今回は名古屋造形大学の「プロダクトデザイン研究所(通称:プロ研)」の紹介です。
プロ研紹介_compress名古屋造形大学プロダクトデザインコース、ライフデザインコース プロダクトデザイン研究所 活動紹介冊子
現在のライフデザインコースの三年生が主体となって今年度立ち上げた、まだ日の浅い活動ではありますが、コースとしての新歓行事に始まり、1年生まで一緒になりながら学祭などにも出店しました。現在は図書館の改善プロジェクトにも建築・インテリアコースの学生と共に関わっています。
同じコースで学ぶ学生が学年をまたいで交流し、授業の課題も一緒に考えたり、活動をしたりすることで、教員から教える方法とは違う、学生それぞれの主体的な学びが得られると思います。
名古屋造形大学でこのような活動が生まれたのは、2017年度からライフデザイン(プロダクトデザイン)コース全体で全学年共通の大きな教室(通称:アトリエ)としたことも影響しているかもしれません。
今週(2019年11月11日~15日)は自主企画展として、自らが読んで感銘を受け他の人に紹介したい本をメンバーが1人1冊ずつ選んで紹介するコーナーを設けています。
2020年度からは名古屋造形大学は学部学科の区分が大きく変更されますが、このような活動は継続していくと、学生それぞれの成長や大学の強みにつながるので、より発展していくことを願っています。